2025/02/16 10:28

今日はコーヒー焙煎のレシピ・プロファイルのお話です
コーヒー豆の焙煎は10分から長くても15分で煎り上げる作業ですが、最高の焼き上がりを実現するには秒単位で豆の温度をコントロールすることが必要と考えています。
産地や銘柄に合わせた最高のレシピをそれぞれの焙煎士さんが持っておられると思います。
もちろん私もこれが一番というレシピ、温度プロファイルを持っています。
焙煎機で焼くのですが、投入時の釜の予熱温度、排気ファンの風量、乾燥までの時間、1ハゼ(焙煎中にパチパチと爆ぜます)の温度、時間そしてどのタイミングで釜から出すのか? など数多くの調整内容があります。
大事なのはお客さんが前回飲んだコーヒーをまた飲みたいと注文を頂くわけですから、前の味を再現させることが
一つのの重要な項目と思います。
Shimizu Roasterの焙煎機は自作とはいえ3kg釜を持った業務用サイズの焙煎機で
ガスバーナー、排気ファン、ドラムの回転などおおくの調整が必要になります。
それをカンの頼って実施したり、温度計をにらんで実施したり、だとどうしてもミス、タイミングずれなどで
再現性が低くなると思います。
そこで、焙煎機とパソコンを繋いでそこから前回焙煎したレシピ、プロファイルを再現するのと、その時の豆の状態(含水量、ロット差)などからの微調整をしながら最高の状態で焼き上げます。
添付の写真はまさに焙煎機をコントロールしながら思い描いたレシピをパソコンからコントロールしながら焙煎している最中の風景になります。
